アイミ日記

ミシンのヒント7 よくある質問その1

今回は、お客様からよく聞かれる質問についてお答えしたいと思います。

< 質問 >
家庭用ミシンでは、油はどこへさせばいいですか?

< 答え >
残念ながら、現行のほとんどの家庭用ミシンは油がさせません(そのための穴が開いていません)。
いちおう、油をささずとも使えるような「含油メタル」という部品が使われているのですが、、、。
お買い求めからしばらくは考える必要はありませんが、5年〜10年と長くお使いの場合、どこかのタイミングでミシン屋さんにあずけ、分解清掃+全体注油をおこなった方がよろしいかと思います。

また、職業用ミシンなど油のさせるミシンをお持ちの場合は、必ずミシン専門店で売っているミシン専用オイルをお使いください。
それ以外の油の場合は、油が乾き、かえってミシンが動かなくなることがあるので、ご注意ください。

< 質問 >
家庭用ミシンの寿命は何年ですか?

< 答え >
注油ができ、造りも頑丈な昔のミシンなら一度買ったら一生モノでしたが、
現在のミシンとなると、、、機械もピンからキリまで様々で、しかも使用頻度もあり答えようがありません。
とりあえず、軽いミシンは重いミシンより、耐久性が大きく落ちることは間違いありません。
また使用頻度が極端に高いミシンと、まったく使ってないミシンも故障の発生率はぐんっと高くなります。
結論としては、本体重量7kg以上の信頼のおけるメーカーのミシンで、月に数回以上、1回1〜2時間程度のご使用のミシンが一番長くお使いいただけるのかも知れません。

< 質問 >
針が折れて、ミシンの中に入ってしまったのですが大丈夫ですか?

< 答え >
折れた直後に何かしらの不具合があれば、ミシン屋さんに持っていった方がいいですが、
その後何も起きなければわざわざ修理代を払って取り出す必要はないと思います。
ほとんどが、お釜の下(ミシンの底)へ落ちてしまいます。

< 質問 >
家庭用ミシンで、ジーパンの裾上げはできますか?

< 答え >
よく広告に「デニムも○○枚、余裕で縫えます!」みたいなものを見ますが、実際は、一口にデニムと言っても、柔らかいものから固いものまで、厚さも様々なので、これを鵜呑みにするのも危ないです。
まず、あまり軽いミシン(本体重量5kg以下)にはちょっと荷が重いかも。
またレギュラーサイズ以上のミシンでも、生地の固さに加えて、生地の進みずらさ、縫い合わせ箇所の段差も存在するので、家庭用ミシンにとってそんな簡単な課題ではないかも知れません。

それでもジーパンの裾上げは、工夫次第では、なんとかなる場合もあります。
注意していただきたいのは、、、

1、
針を太い16番に替える。
針が太ければ、それだけ折れにくくなり、糸締まりも良くなります。
また、より貫通力の高いデニム専用針もあります。

2、
縫い目をあらく(長く)する。
生地が厚いと送りの進みが悪くなりますので、ダイヤルは大きめの3〜4以上にします。

3、
できるだけ、ゆっくり縫う。
たとえパワー自慢のミシンでも(職業用ミシンなどでも)、スピードが速いとそれだけ針折れのリスクや、目飛び発生率が高まります。

4、
生地をできるだけ薄くする。
生地が厚いと、送り歯がまだ生地を送っているうちに針が生地に到達し、生地が送られることで針が折れてしまいます。
特に脇の縫い合わせの所は何重にも生地が重なっていますので、可能な限りカットして薄くします。
また木槌などで叩いて薄くするのも効果があります。

5、
段差は乗り越えやすいよう、縫い代を倒した方向から縫い進める。
それでも進みにくい場合は、段差に差し掛かったら、低いところ(送り歯の下に)別の布などを挟み、押え金を水平にすると、進みやすくなります。

以上のようなポイントに注意しながらも、ミシンが生地に刺さらず苦しそうな音をたてたら無理に縫うことはおすすめできません(特に軽いミシンの場合)。
はずみ車を手で回しても無理そうなら、諦めてください。

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