アイミ日記

ミシン修理レポート11 ジャノメ ファヴール4100 針棒クランク固着

今回、ご紹介する修理レポートは、ジャノメさんの電子ミシン ファヴール4100の修理です。

なかなかブログの更新が出来ず、すみません。
おかげさまで修理ご依頼が次から次へと押し寄せるので、パソコンの前に座る時間が限られてしまします。
修理をしながら、
「ああ、この修理はブログに載せてご紹介したい!」と思っても、その時に限って写真を撮ってなかったりして、
「、、、また今度でいいや」と更新が後回しになっておりました。
2024年は、頑張りたいと思います(希望)。

まず、状態の把握です。
はずみ車を回そうとすると重く、ギギギーッと音がして正しく回りません。
このタイプのミシンでよくあるのは、お釜の軸の固着ですが今回は違うようです。
お釜や、軸受けが固着する場合、回したときの重さが一定なのですが、今回は重さにムラがあります。
また、耳障りな音が、針棒周りから聞こえてきます。

オーバーホールもご希望だったので、とりあえず外装カバーをすべてはずしました。
お釜回りは多少のほこりはありますが、お使いの年数の割には汚れはそれほどありません。
ただ全体的に、油切れの感じはあります。

故障箇所がわかりました。
針棒に動力を伝える、針棒クランクが動かないようです。
この部品を外して、部品交換か、研磨をおこなえばいいのですが、、、ここからが大変なのです。


この針棒を上下に動かす機構は、基本的にどの機種、どのメーカーも同じなのですが、機種によって比較的簡単に分解できる物もと、そうではない物があります。
イジワルな知恵の輪を解くような、難しい物もあります。
このミシンはどちらかというと後者でしょうか?
とにかくバラすだけなら目的の部品までたどり着けるのですが、できれば面倒は起こしたくないし、意味の無い分解は極力避けたいものです。
なので、最善の手を打ちたいと、頭を悩ませることになります。

焼き付いた所がどうしても抜けず、万力を使ってようやく外すことができました。
部品交換も考えましたが、取り寄せまで時間がかかるので、研磨して処理しました。
注油もしっかり行い、スムーズに動くことを確認してここは終了です。

ベルトにテンションを与えるローラーのグリスが劣化しているようです。
ここが油切れをおこすと、キーキーと嫌な音が出るようになります。
まだそこまで悪化してませんでしたが、きちんと注油します。

他、各部を点検、調整していきます。
今回のおもな調整は、上軸のタイミングギヤのネジゆるみの処置、針落ちの調整、糸調子の調整、針板(穴)の研磨、タイミング点検などです。
もちろん、内部、外装ともにきれいにお掃除をおこないます。
試縫いもきれいにできたので、完了です。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。
このブログでは、ミシンを使う上でのちょっとしたヒントや、ミシン修理レポート、お知らせ、雑記などを不定期で載せております。
もしよかったら、他の記事も覗いてみてください。

<ご注意> 
この記事は、「ミシンの修理をおすすめするもの」ではありません。
経験のない方がミシンを分解するのは、非常にリスクが伴います。
軽はずみな分解をおこなったために、その後、修理不能となるケースがありますので、ご注意ください。